動物の病院 くすめ

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犬・猫の歯のこと知っていますか?

歯式

歯式とは、歯のはえている場所を示す言葉です。

犬 上顎 3・1・4・2 /  下顎 3・1・4・3です。
ここで注目して欲しいのが最後の数字(後臼歯)。
上と下では数が違うんですよ!

猫 上顎 3・1・3・1 /  下顎 3・1・2・1です。
猫の場合は上と下では前臼歯の数が違います。

犬と猫は歯の本数が違うんですね。

歯の種類

1.切歯
2.犬歯
3.前臼歯
4.後臼歯

前臼歯と後臼歯は肉食動物と草食動物では
違った形になっているので比べてみてください。

歯の本数

犬 42本
猫 30本
ヒト 32本

子犬の歯について

生後21日齢から歯が生えだし、生後2ヶ月齢くらいで生え揃います。
その後、生後4ヶ月齢くらいから永久歯が生え始め、
7~8ヶ月齢くらいで生え変わり完了!

ココが重要

生え変わり完了間近の生後7ヶ月齢くらいの時に、
歯の本数をチェックしてあげて!!
乳歯が抜けきらずに残ってしまうと歯並びが悪くなってしまう、
食べかすがたまりやすくなることが考えられます。
乳歯が残っているようであれば、先生に相談してください。

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毛球症

毛球症

うさぎは毛づくろいを頻繁に行います。抜け毛が多いと毛を飲み込んでしまい、胃や腸などの消化管内で毛玉となり溜まってしまう状態をいいます。

毛球症になってしまっていることが原因

うさぎはとてもキレイ好きで、自分の毛づくろいを頻繁に行いますが、抜け毛が多いと毛を飲み込んでしまいます。猫や犬などの動物とは違って食道と胃の構造上、飲み込んでしまった毛は吐き出すことができません。そのため毛は胃の中で固まり、それがつまってしまうことが原因でうんちが出なくなってしまうことがあります。また繊維質の少ない食事やストレスなども考えられます。

 

異物を食べてしまったことが原因

基本的にうさぎはなんでも食べてしまうので注意してください。なので、飼い主が十分に気を付けることが大切です。うさぎは危険なものや中毒を起こしてしまうもの、病気の原因になるものに対しても好奇心旺盛にかじってしまうことがあります。新聞紙やティッシュなどの紙類はもちろん、観葉植物やビニール、ゴム製品にプラスチックまで様々なものをかじります。そういった習性が原因で紙類、ゴム製品などを口にした場合、お腹の中で固まったりつまったりして通過障害を起こしてしまいます。

 

毛球症は健康管理を徹底することにより、防ぐことが可能です!

1.ブラッシングをしっかりと行うこと

普段は週1回のペースで行うことが良いのですが、季節の変わり目などは大量の毛が抜けますので、ブラッシングの回数を増やすなどして、十分に気を付けることが大切です。

2.食事と運動

干し草をメインとした繊維質の多い食事を与えること。

うさぎを適度に運動させることはとても大切です。ただし部屋の放し飼いはうさぎにとって危険なものも多いため、避けることをオススメします。運動させる場合はサークル内で運動させ、かじってしまう恐れのある異物は近くに置かないようにしましょう。万が一、これらの異物をかじって飲み込んでしまい、うんちが出ていなかったりなどの症状が出た場合は、開腹手術などを行うほどの大ごとにも繋がります。

 

毛球症の前兆

「うんち」と「うんち」が繋がっていたり、毛の多いうんちを出していることがあります。また食欲が落ちる、うんちが小さく少ない、元気がないなど!季節の変わり目などは特に注意して、体調のチェックをしてください。

 

治療

軽度であれば、腸内の毛球の除去剤を舐めさせてうんちと一緒に排出させたり、キセノン光線治療器を使用し、腸内の動きをよくするなど内科的治療などを行います。ただ症状が改善されず、毛球が消化管の流れを邪魔している場合や、完全に閉塞してしまっている場合には、開腹手術などを行う場合もあります。

 

 

 

 

 

うさぎにとって「食事を摂らない」ということは命に関わってきます。毛球症や異物の誤飲により食欲が落ちた場合、家で様子を見たりせず、すぐに病院へ連れていきましょう。

飼い主さんの早い判断がうさぎの命を救うことに繋がります!そのためにも、日ごろから細かい体調管理を心がけてあげましょう。

 

 

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寄生虫シリーズ 瓜実条虫(サナダムシ)

「うちの子のお尻に白い米粒みたいなのがくっついてた。」ここ数日、耳にすることがありました。
これは瓜実条虫(サナダムシ)といってノミを中間宿主とした寄生虫です。

 

瓜実条虫(サナダムシ)

腸で見つかる寄生虫のひとつで、頭部といくつもの体節から成る、平らな胴体を持っています。                体節の部分は動物の便と一緒に体外に排出されますが頭は腸の内壁についたままで、そこから新しい                        体節ができてきます。体外に出たばかりの体節は白っぽい色をしており、体外に出たばかりの体節は             白っぽい色をしており、乾燥すると米粒のようになります。                                                                                 

 

 

 

瓜実条虫(サナダムシ)

    

 

 

※瓜実条虫(サナダムシ)の片節

 

 

 

※瓜実条虫(サナダムシ)の卵「顕微鏡で見た画像」

 

どのようにして寄生するのか

中間宿主であるノミを口にして感染します。

口するって!?あんな小さなものを・・・

だいいち・・・ノミなんか食べないよと。思いの方もいると思いますが

犬や猫はグルーミングをします。その際に一緒にノミを飲み込んでしまうんです。

 

症状

子犬の場合、下痢や体重減少がみられことがあります。

治療処置

ペットに感染している条虫(サナダムシ)を駆除します。再感染を防ぐには中間宿主(ノミ)を駆除します。もしあなたのペットの便にいた時には、掛かりつけの病院にいって駆除をしてもらってください。

 

飼い主さんができること

■「便に白いものが混ざっていないか」、「肛門付近に白い米粒みたいなのが毛についていないか」を定期的に確認してください。

■誤って口にした場合、人にも寄生するのでお子さんがいるご家庭は特に                                                       お子さんへ「ノミをつぶしてはいけないこと、ノミを口に入れてはいけないこと」をしっかり教えてください。

■ノミは家のカーペットや家具、畳。また寝床などの下に潜んでます。定期的に掃除をしてください。

 

↓サナダ虫の動き方はこうです!

 

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換毛期

動物には『換毛期』という毛の生え変わる時期、人で言う衣替え時期が1年に2回訪れます。               春から夏の4~7月頃が1回目、秋から冬の9~11月頃が2回目です。

 この時期、普段より毛が抜けるな・・・と感じたことありませんか?

 猫ちゃんであれば、毛づくろいが頻繁だな~とか。

動物達が自分でお手入れした毛は便と一緒にでたり、猫ちゃんだと毛玉として吐いたりします。口から入れた毛は胃液などでは消化されないため、そのままの状態で胃の中に残ったり腸に運ばれたりします。そして、その毛が胃の中や腸内で固まり、食べ物の流れを阻害する病気=『毛玉症』を引き起こす場合があります。毛玉症を引き起こすと、場合によっては手術が必要になることもあります。

毛玉症予防のためにも定期的(1日1回程度)にブラッシングをしてあげてください。

ブラッシングは皮膚病予防にもつながります!

また、ノミやダニ達も活発に動いているようなので、ブラッシングの時に見てあげてください!

換毛期のこの時期、しっかりケアして愛するペット達を毛玉症や皮膚病から守ってあげましょうね♪

またアトピー性皮膚炎やアレルギー反応で脱毛する場合もありますので、毛がいつもより抜けるなと感じたら

一度病院で相談してみてください。

 

抜け毛の掃除はどうやるのが良いでしょう?と時々聞かれるのでこちらを提案させていただきます。

・掃除機

・コロコロ粘着テープ

・ドライシート

・抜け毛掃除用のスポンジ etc

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ノミアレルギー性皮膚炎

今は昔と違いほとんどの建物にエアコンが完備されています。そのため、今のように暑い時期はもちろんのこと
冬場にもノミの存在に注意が必要になってきています。

うちの子は家から出ないから、ノミトリ予防はしなくていい。と言われる声を聞きます。
ノミはペットが散歩の時に家に連れて帰ってきてしまうことが主ですが、それ以外にも飼い主さんが外から帰ってきた時に
靴や服などに付いて家にやってくることもあるんですよ。

ノミアレルギー性皮膚炎

ノミはペットから血を吸うときに唾液を注入します。
唾液中のたんぱく質にアレルギー反応を起こすことで、皮膚炎を起こし痒みを伴います。
痒さから自分で、皮膚を掻いたり噛んだりします。そのせいで、刺された周囲(主に背中からシッポのあたり)が脱毛します。
※アレルギーとは体が外からきた異物に対して防衛反応(免疫作用)が過剰に反応したものです。

また傷口から2次感染の恐れもあります。                                       なんだか最近からだ掻くな・・・と思われたら早めの通院をお勧めします。

ノミアレルギー性皮膚炎の予防

ノミアレルギー性皮膚炎はノミに対して免疫作用が過剰に反応したものなので、ノミの寄生を防ぐことが非常に重要です。定期的なブラッシング、そしてノミダニ予防薬を毎月つけてもらいます。またこまめな掃除も。

ノミの予防については他のページにありますので、そちらを参考にしてください。

ノミ!ダニ!はこんなとこの潜んでいる

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ノミ!ダニ!!は こんなとこに潜んでいる

「うちの子にノミがいたんです。でも、うちの子は家から出しません」と言われる飼い主さんも多いですが
ノミダニに付いて(靴底や服に付いたりして)あなたの家にやってきます。また他の子と接触した時についてくることもあります。そして雨が上り、晴れて気温が高くなるとノミたちが活発になります。

ノミは小さすぎて写真に取れなかったので、代わりに模型です。

 ダニ(血を吸った状態のものです)

 

予防対策

その1.ノミトリをつけてもらうこと

ノミトリは通年を通しして予防が必要になってきます。 
えっ?通年通して予防が必要なの??「雨が上り、晴れて気温が高くなるとノミたちが活発になります。」って言ってなかった???もう寒いよ????

いまは冬でもエアコンや加湿器などを使う家庭が多いと思います。温度と湿度が一定に保たれている快適な室内環境はノミたちにとっても快適で、年中繁殖ができます。

そのため年間を通して予防が必要となってきます。

その2.こまめな掃除

ノミは家のカーペットや家具、畳。また寝床などの下に潜んでます。下の写真にあげている箇所を特に念入りに掃除してあげてください。
  

ノミによってもたらされる被害

犬 猫への被害

・痒みによるストレス

・吸血部位の皮膚炎

・ノミの唾液によるノミアレルギー性皮膚炎

人への被害

・ネコノミ刺症

・猫ひっかき症

・瓜実条虫の媒介  

マダニによってもたらされる被害

犬 猫への被害

・吸血による貧血

・皮膚炎

・バベジア症(犬)

・ヘモプラズマ症(猫)

人への被害

・ライム病(人獣共通感染症)

・重症熱性血小板減少症候群SFTS

マダニを見つけても無理やり引っ張って取ろうとしてください。嚙みついてる部分が残ったままになる可能性があります。見つけたらまずは来院してください。

草むらなどで遊んだあとはマダニがついていないかも確認を忘れないでください。

注意事項

🐛ノミトリをつける飼い主様へ🐛

 ◎誤ってノミトリを舐めてしまった場合、下記の症状がみられることがあります。

※特に多頭飼いされている方は注意してください。

・嘔吐

・下痢

・元気消失(重症はぐったりすることも)

・食欲不振

・よだれ

ノミトリをつけた箇所が脱毛する場合もあります

 ◎ノミトリを付けたら乾くまではその部分を触らず、触ってしまった場合はすぐに手を洗ってください。

 上記の症状が見られた場合はすみやかに病院に来院されてください!

                                         

ノミダニ予防薬

種類はいくつかあります。ノミダニ予防のものノミダニ、フィラリア予防できるもの。                      犬の場合はスポットタイプや飲ませるタイプ。猫に関してはスポットタイプしか取り扱いがありません。

    

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ノミ(蚤)とダニの定期チェック

ノミ(蚤)とダニの定期チェック

ノミやダニがついていないかチェックする方法をいくつかご紹介します。


ノミの見つけ方

1.仕草編
  体をしきりに掻いていませんか?咬んでいませんか?

2.便 編
  便をよく観察してみてください

  白い米粒状のものが混ざっていたら、条虫(サナダムシ)かもしれません

 

3.作業編

用意していただくもの

用意していただきたいものは2つ。

まず目の細かい櫛、もうひとつは塗らしたティシュ数枚です。櫛については参考用に写真を載せておきます。


では作業にかかりたいと思います。

      step1.目の細かい櫛で、頭から順番にしっぽまでブラッシング

               ↓

      step2.塗らしたティシュの上にブラッシングした毛をのせてみる

               ↓

      step3.ティシュの色の変化を待つ

ティシュが赤くなったら、それはノミがいるということです。

赤いのは動物の血を吸ったノミの糞です

 余談ですが、白いシーツを広げてじっと見ているとノミが跳ぶ姿を見ることが出来ます。
家にノミがいる前提ですが・・・ 

これだけはやってはダメ

ノミを指で潰す飼い主さんもいらっしゃいますが、やめてください。

条虫の卵をもっている可能性もあるので、指でつぶすことで、周りにまき散らす可能性があります。

ダニの見つけ方

ダニは肉球(足裏)、目の周り、耳、口の周り、首輪の裏、脇など、毛が少なく湿度の高いところを好みます。

体をそっと触って指に触れるものがないか、先ほどあげた個所を重点的にみてみてください。

 

血を吸う前は小さくて気が付きにくいものですが、血を吸ったダニは小豆くらいの大きさに

なり、イボと勘違いして来院される飼い主さんもいらっしゃいます。

見つけても決して無理に取ろうとせず、来院してください。

ダニ(血を吸った状態のものです)

 

予防方法

ノミダニの駆虫薬を毎月つけてもらうことを推奨しています。

 

 

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猫の発情

本日は猫です。

猫の発情と犬の発情では違う点がいくつかあります。

猫は平均10ヶ月で成熟します。(長毛種:ペルシャなどは1年半ほどかかる子もいます。)

犬では発情が年1回から2回といいましたが、猫は決まっておらず多発情です。

また日照時間が発情周期をコントロールしており、春になり日照時間が長くなると

発情が誘発され、秋になり日照時間が短くなるととまります。

不思議なことに屋内の電気、人工灯でも発情を誘発できるそうです。

興味をもたれた方は是非調べてみてください(^^

発情中の様子

〇飼い主さんや家の柱などに頭をこすりつける回数が増える

〇普段、外に出たがらない子でも外へ出たがる

〇犬のように出血は起こらない場合が多い

〇尿の回数が増える

〇食欲が落ちる

〇独特な声で鳴く

  

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猫の環境ストレス

最近、身体じゅう舐めて脱毛・トイレ以外でおしっこをするなど、このような悩みで来院される飼い主さんがいらしたので、皆さん共通した要因(新しい家族ができた、もう一匹迎い入れたなど)がありましたので、お話させていただきます。

環境変化によるストレス。

 ひともそうですが、環境の変化は不安も伴います。特に縄張り意識の強い猫にとっては、ひと以上に感じてしまいます。なので少しでも不安を軽減させ快適に過ごせるようになればと思います。

 ストレスサインとしてあげられるものは

 嘔吐

 下痢

 便秘

 食欲不振

 脱毛・皮膚炎

 etc

1引っ越し

 転勤などの引っ越しで、新たな場所で新生活を迎える猫もいると思います。生活環境が大きく変わる引っ越しは猫にとって自分の縄張りから出ることになり、ストレスを感じます。

 ついつい新居には新しいものをと考えてしまいますが

 しばらくは今まで使っていたものを使用してください。たとえばトイレ、食器、ベットなど。空間が自分のニオイに満たされているとリラックスします。

2.家族構成の変化

 学校や仕事の関係で、家族の一人が家をでたり、戻ってきたり。結婚・出産によって家族が増える。いつも遊んでくれたひとがいない、知らないひとがいるというのもストレスの原因の1つです。

 いままで一緒にいたのに💦と思われる方もいらっしゃると思いますが、しばらく離れて暮らしていると猫にとっては知らないひとになってしまいます。

 必要以上にかまわずに猫のほうから近寄ってきたらおやつをあげるなど距離を縮めていってください。

3.来客

 来客は、警戒心が強い猫にとっては知らないひとが自分のテリトリーに入ってくるため、ストレスを感じることがあります。ひとが好きな猫例外ですが。

 出来るだけ会いたくないので、隠れて出てこないことが多く、トイレや水を我慢する猫もいます。そういった場合はお客さんと会わないように別の部屋に誘導してあげてください。部屋が難しい場合はキャリーケースを。猫は狭いところ、暗いところも安心できる場所です。もちろん、そこにはお水やお食事、トイレの準備も忘れないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                          ※一時期、乾燥機の中に入るのがマイブームだったナナ🐈

4.トイレについて

 猫はとてもきれい好きなので、汚れていたり、トイレがしにくい形のものだと粗相が増えたり我慢したりします。

 猫のトイレは猫の頭数+1個程度がいいといわれています。しかし、多頭飼いの場合現実的に難しいことも。一番はトイレを常にキレイにしておくことです。トイレをしたらすぐに片づけてください。また猫のトイレ場所は、静かで風通しが良く、猫の食事場所から離れたところにしてあげてください。

4.運動量が足りない

 若い猫は自分の縄張りの確認のためたくさん移動をします。走れない、ジャンプできない環境はストレスになります。

 キャットタワーなどを利用して上下に行動できる環境を整えてあげてください。

5.騒音

 自宅付近で工事がはじまったり大きな音がなり続けることもストレスの原因のひとつです

 ダンボールに毛布をかけてあげて避難所を用意してあげてください。

ストレスが原因で引き起こす病気

  ・胃腸炎(食欲不振、嘔吐、下痢)

  ・特発性膀胱炎

  ・心因性脱毛(腹部などを自分で舐めて脱毛してしまう)

  ・ヘルペスウイルス感染症(ネコカゼ)

  ・猫伝染性腹膜炎(FIP)

 

以上

 ストレスによって体調を壊している場合は自然と治る場合がありますが、何日も続く場合は一度、来院をおすすめします。

 猫にとって何がストレスになっているか理解してあげることは難しいことかもしれませんが少しでも皆さんの参考になればと思います。またはじめて猫を迎えることになった飼い主さんにも参考になれば幸いです

 

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犬の発情期

犬の発情期

 今回は発情期について、お話をします。

 もうペットを飼っている方、今まで飼っていた方は発情期と言われれば

 ぴんとくると思います。でも身の回りにペットがいない方はいまいち分からない

 かもしれません。これから飼おうかなと思っているかた、

 または人生で初めてペットを飼いましたという方へ向けて

 少しお話できればと思います。

 後日、猫の発情の話をしたいと思います。

いつから?

 生後6ヶ月~12ヶ月で成熟を迎え発情がおこります。

 小型犬の成熟期は大型犬に比べ早いです。

 回数は年2回、あるいは年1回、発情期は約2週間ほど続きます。

 

発情の特徴

 ・食欲が落ちる

 ・尿の回数が多くなる

 ・クッションやぬいぐるみなどの上に乗っかって腰を振るような行動

 ・いつも以上に飼い主さんに甘える

 ・いらいらしている

 ・出血がある

  ただし、小型犬の場合は出血量が少ない場合もあり、

  自分で舐めてしまい飼い主さんは気が付かないことも

 

 偽妊娠とは

  偽妊娠って言葉を聞いたことのある飼い主さんもおられると思います。

  発情が終わって、妊娠していないのに妊娠しているかのように母性があらわれたり

  乳頭が大きくななって、お乳が出たりすることがあります。

  これはホルモン的な変化によるもので、妊娠といいます。

  この状態が続くようであれば、掛かりつけの病院の先生に相談しましょう。

 注意すること

  発情中のメスのニオイにオスが反応し追いかけられたり、

  ケンカに巻き込まれたりすることもあるので、

  発情中は犬がいる場所に行かないようにした方がいいかもしれません。

 最後に避妊去勢手術については別のページに書いてありますので、

 よろしければ見てみてください。

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