動物の病院 くすめ

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ノミアレルギー性皮膚炎

      2023/10/30

今は昔と違いほとんどの建物にエアコンが完備されています。そのため、今のように暑い時期はもちろんのこと
冬場にもノミの存在に注意が必要になってきています。

うちの子は家から出ないから、ノミトリ予防はしなくていい。と言われる声を聞きます。
ノミはペットが散歩の時に家に連れて帰ってきてしまうことが主ですが、それ以外にも飼い主さんが外から帰ってきた時に
靴や服などに付いて家にやってくることもあるんですよ。

ノミアレルギー性皮膚炎

ノミはペットから血を吸うときに唾液を注入します。
唾液中のたんぱく質にアレルギー反応を起こすことで、皮膚炎を起こし痒みを伴います。
痒さから自分で、皮膚を掻いたり噛んだりします。そのせいで、刺された周囲(主に背中からシッポのあたり)が脱毛します。
※アレルギーとは体が外からきた異物に対して防衛反応(免疫作用)が過剰に反応したものです。

また傷口から2次感染の恐れもあります。                                       なんだか最近からだ掻くな・・・と思われたら早めの通院をお勧めします。

ノミアレルギー性皮膚炎の予防

ノミアレルギー性皮膚炎はノミに対して免疫作用が過剰に反応したものなので、ノミの寄生を防ぐことが非常に重要です。定期的なブラッシング、そしてノミダニ予防薬を毎月つけてもらいます。またこまめな掃除も。

ノミの予防については他のページにありますので、そちらを参考にしてください。

ノミ!ダニ!はこんなとこの潜んでいる

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