オシッコを観察する
オシッコの病気チェック項目(犬猫編)
□ おしっこに赤やピンクの色がつく。
□ 日に何度もトイレに行く。
□ トイレでうずくまる・力んでいるがおしっこが出ていない。
□ おしっこが少量しかでず、キレが悪い。
□ お腹を触ると嫌がる。
□ 食欲がない・元気がない
オシッコの病気の疑いがある場合、飼い主さんにはこの様なことを
きいています。
飼い主さんに
「おしっこに赤やピンクの色がまじってはいませんか?」
と聞くと、
犬の飼い主さんの場合は、「ペットシーツにするので、そういえば・・・」
などと返ってくるんですが、
猫の飼い主さんの場合は
「猫砂にするからよく分かりません」
と返ってくることが多いです。
毎日チェックすることで、わかることがあります。
また飼い主さんが、尿の状態を把握できていると先生と話をする上でも
助かると思います。
「おしっこチェックで SAVE CATS」花王株式会社
ご自宅で結石があるかどうかを調べる方法は
この時期に注意しなければ!! 見てみてください。
公開日:
換毛期
動物には『換毛期』という毛の生え変わる時期、人で言う衣替え時期が1年に2回訪れます。
春から夏の4~7月頃が1回目、秋から冬の9~11月頃が2回目です。
この時期、普段より毛が抜けるな・・・と感じたことありませんか?
猫ちゃんであれば、毛づくろいが頻繁だな~とか。
動物達が自分でお手入れした毛は便と一緒にでたり、猫ちゃんだと毛玉として吐いたりします。
口から入れた毛は胃液などでは消化されないため、
そのままの状態で胃の中に残ったり腸に運ばれたりします。
そして、その毛が胃の中や腸内で固まり、食べ物の流れを阻害する
病気=『毛玉症』を引き起こす場合があります。
毛玉症を引き起こすと、場合によっては手術が必要になることもあります。
毛玉症予防のためにも定期的(1日1回程度)にブラッシングをしてあげてください。
ブラッシングは皮膚病予防にもつながります!
また、ノミやダニ達も活発に動いているようなので、ブラッシングの時に見てあげてください!
換毛期のこの時期、しっかりケアして愛するペット達を毛玉症や皮膚病から守ってあげましょうね♪
またアトピー性皮膚炎やアレルギー反応で脱毛する場合もありますので、毛がいつもより抜けるなと感じたら
一度病院で相談してみてください。
抜け毛の掃除はどうやるのが良いでしょう?と時々聞かれるのでこちらを提案させていただきます。
・掃除機
・コロコロ粘着テープ
・ドライシート
・抜け毛掃除用のスポンジ etc
公開日:
ドライフードを選ぶときには
市販されているものも含め
ドライフードを買う際はこれを心がけてください!!
これからの梅雨時期は3週間(通常であれば1ヶ月)で
食べきる量を選んで買ってください。
ついつい買いに行くことを考えて大きなものを買ってしまいますが…
スナック菓子を思い出してください。
一度開封してしばらくするとしんなりしていますよね。
ドライフードも同じように湿気を含みしっとりしてしまいます。
お腹を壊す原因にもなります。
またフードの匂いが変わってしまい、食べなくなることにもつながります。
各パッケージの裏に体重に合わせた1日のあげる量が書かれていますので、
選ぶ際の参考にされてください。
最後に
保管方法について
ドライフードは、湿気の少ない涼しい場所(38℃以下)で保存してください。
ビタミンの破壊や、脂質の酸敗(酸化によるダメージ)を防ぐことができます。
ペットフード製品のパッケージは脂質の浸透を防ぎ、そのまま保存すれば最も良い状態で風味を保てるそうです。
ついついやってしまいがちなのが…冷蔵庫での保管
冷蔵庫に保管した場合、冷蔵庫から出した際に袋の内側に結露が生じることがあり、ドライフードが湿ってカビが生
える恐れがあるので注意!!
他にもウェットタイプや缶詰について触れているサイトがありますので参考にしてください。
日本ヒルズ・コルゲート株式会社
ペットフードの保存方法に関するアドバイス
ロイヤルカナン
公開日:
「熱中症ゼロへ」みんなで予防🐶😸熱中症対策!!
本格的な暑さを前に、熱中症の基本知識を確認
「熱中症ゼロへ」みんなで予防🐶😸熱中症対策!!
熱中症について
気温が高くなると注意が必要になります。
日陰にいても風がない場所では熱中症を起こすことがあります。
室内であっても気温が高くなることがあるので注意が必要です。
短頭種(パグ・シーズーなど)は、特に注意が必要となります。
散歩は地面(地面から10cmくらいの所では約50℃になることがあるそうです。)が
熱くない早朝の時間にしましょう。
体温が高い状態が長く続くと腎臓などが悪くなる場合があり、最悪 死に至ることもあります。
熱中症を引き起こす3つの要因
- 環境
気温の高さ、湿度の高さ、風の弱さ、車の中に置いていかない
- 体
高齢の犬猫、子犬や子猫、体調不良、暑さに慣れていない
- 行動
激しい運動、長時間の散歩、水分補給が十分でない
こんな症状があったら要注意!熱中症の症状
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腎臓病
一生のうちに、犬は10頭に1頭、猫では3頭に1頭が腎臓病になるといわれれいます。
腎臓の働きはみなさんも知ってのとおり尿をつくることです。
血液を循環させるときに、多くのものを排出し、必要なものを再吸収して、尿をつくります。なかなかの高性能老廃物排出システムです。このすごいシステムを実際に行っている構造をネフロンと言います。 ネフロンという小さい構造それぞれが尿を作っています。
ヒトだと左右の腎臓で200万個、イヌでは80万個と言われています。
またネコは40万個とも。
このネフロンの少なさが、ねこちゃんに腎臓病が多いひとつの原因だとされています。
腎臓病はネフロンが傷ついて働けなく働けなくなってしまうことによって起こります。
働いているネフロンの数が徐々に減少する腎不全を慢性腎不全と呼びます。また厄介なことに末期に到るまでほとんど症状が無いのが特徴です
早期発見に役立つ新しい血液検査 「S D M A」
検査は腎臓が血液中の老廃物をろ過し、尿を生成する働きをみるものですが、同じ働きを調べる既存のクレアチニンという血液検査項目よりも通常早い段階で異常を検出することができます。また、クレアチニンは猫の筋肉量によって値が変動するため、高齢の猫や痩せた猫では低く出る傾向がありますが、S D M Aは筋肉量による影響を受けません。
犬猫の腎臓機能を評価する画期的な血液化学スクリーニング検査
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犬用ワクチチェック
当院では犬ワクチンチェックを導入し、2020年で2年が経ちます。ダックスなどワクチン接種後顔が腫れてしまうしまう子どいたため、外注検査をしていました。しかし結果が分かるまで、日数を要するため、その日に結果の分かる犬ワクチンチェックを導入をすることに決めました。
まだまだ抗体検査をする件数は少ないですが、高齢犬やワクチン接種後具合の悪くなったことのある子に対して選択の一つとして、引き続き提示していきたいと考えています。
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尿疾患の家で出来る予防とケア
尿疾患の家で出来る予防とケア
☆新鮮な水を用意しておこう
水分を多くとることで、尿量を増やし、オシッコの回数を増やします。
普段から水をあまり飲まない子への工夫
ドライフードをふやかす。
缶詰やパウチなどにさらに水を加える。
ほかにもその子にあったあげ方があると思いますので、考えてみてください。
注意:ミネラルウォーター・ミルクはミネラル分が多いのでやめてください。
☆適度な運動が必要
あまり動かず家でじっとしていると水を飲む量が少なくなりがちです。
特に冬は・・・
肥満防止にも繋がりますので、オモチャやキャットツリーなどを用いて一緒に遊んでください。
☆トイレは清潔に
トイレが汚れているとオシッコを我慢する子もいます。
オシッコをしたら、すぐに取り替えてあげましょう。
仕事で家にあまりいない方はトイレの場所を何箇所か用意してあげてください。
置く場所は
その子がいつも居る場所の近くや水飲み場の近くへ置いてあげてください。
☆容器について
器の材質を変えるみる
陶器・ガラス・金属・プラスチックなどがありますが、その子によって好みが変わるので、どのタイプが好みか幾つか試してみてください。
表面積の大きい器を使う
神経質な子だとひげにものが触れると飲水を止めてしまうこともあります。ひげが当たらない器を選んでください。
☆処方食への切り替え
☆ストレスのかからない環境づくり
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はじめての歯磨き
うちの子 先生にも言われてるし・・・そろそろ歯磨きを!と決意し、歯ブラシを購入したあなたへ
いきなりお口に歯ブラシを入れたませんか?
その子にとって見たこともない棒状の何かが近づいてきて口に入った!?
好奇心旺盛な子ならいいかもしれませんが・・・たいていの子はびっくりしますよね(^^;
そして、もう二度と歯磨きをさせてくれないなんてことにも繋がります。
こうならない為のステップを紹介します。
道のりは長いですが、試してみる価値はありますよ(^^)
まずはお口を触られることになれる3ステップ
1.お口を触っても嫌がらない
2・唇をめくって指を口の中に入れ、歯に触ることが出来る
3.指で歯磨きができる
この3ステップがクリアすることで、お口の中に何か入ることに慣れてもらいます。
つぎのステップは歯ブラシそのものを好きになってもらうステップです。
歯ブラシでその子が痒がっているところをブラッシングしてあげる。
飼い主さんが持ってる、この棒状のもの痒いところをかいてくれて気持ちいい!
とその子にとってうれしい行為に繋げていきます。
最終ステップ
歯ブラシデビューです。
1.歯ブラシを口に入れることが出来る。
2.歯の頬側の歯を磨くことが出来る
ここまでたどり着くのにだいたい2ヶ月くらいかかるといわれています。
焦らずゆっくりと試していただければと思います。
お口を触られることになれる3ステップまでいけたけどそれ以上は・・・
といわれる飼い主さんもいらっしゃると思います。
今は指に巻いて使用するデンタルシートなどもあるので
それらを使って歯磨きを続けてあげてください。
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プラークコントロール
ペットが食べている食器
食べた後の食器を触ってみてください。
どうなってます?
べたべた、ヌルヌルしていませんか?
この厄介なべたべた、ヌルヌル さっと水で流しても簡単に
取れない ンー…(-ω-`;)ゞ
こいつは水では取れない性質。バイオフィルムというやつなんです。
このバイオフィルムがお口の中でヌルヌルしたドームのようなバリアーを
張ります。
これが歯垢の元となるプラーク。
このプラークを歯に悪影響を及ぼさない程度に、デンタルケア用品でいつもコントロールしておくこと
これをプラークコントロールと言います( ̄ー+ ̄)
今回はプラークコントロールについてのお話でしたが、
次回はプラークコントロールの種類についてお話出来たらと思います♪
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冬の猫風邪に要注意!!
・よく冬に鼻水や目やにで顔がぐじゅぐじゅのネコちゃんがいます。
そんな症状を起こす病気のひとつに、猫ウィルス性鼻気管炎があります。
猫ウィルス性気管炎(FVR)は通称 猫風邪とも呼ばれ、
特に冬に発症しやすい病気です。
・FVRに感染すると、発熱や元気消失、食欲不振などが見られ、
ひどくなると、目やにを伴う結膜炎から始まり、
くしゃみ、咳をするようになります。
鼻汁は膿性鼻汁(つまり、あおばな)なので、鼻周囲の汚れが目立ちます。
ぱっと見た感じは、顔がぐじゅぐじゅだなと印象をうけます。
・感染源は主に感染猫ちゃんとの接触です。
感染猫ちゃんのくしゃみによる飛沫感染もあります。
・このウィルスに感染すると、そのウィルスは完全に排除されることは少なく
体調がよく、元気な時は症状はほとんど出ませんが、
体調が悪くなると発熱や元気消失などの症状を発現させます。
このように一度感染すると、生涯にわたり再発を繰り返す場合があります。
また子猫では悪化したら死亡率の高い病気です。
・予防として、主も有効的なのが、ワクチン接種です。
子猫のうちからしっかり接種しておきましょう。
また、体調を崩さないようにきちんとした健康管理も大切ですよ!
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