誤飲について
ペットが食べてはいけないものを口にしてしまう誤飲。場合によっては、手術をしたり、死に至ることもある
悲しい事故のひとつです。
誤飲事故の発生は12月~3月の寒い時期に多いです。
12月といえば、クリスマス。ケーキやチキンやツリーのかざり。1月はお正月で親戚やお友だちも集まるこことが多く、 2月はバレンタインデーで家の中にチョコがいつもより多くあることも要因です。 年末年始は親戚や友達の帰省で普段会わない方が家に来る機会が増えるのもこの季節です。普段は、家族が気をつけていても、 みんながワンちゃん、ネコちゃんの食べたらいけないものを知っているとは限りません。
そこで誤飲が起きないようにするために、また起きてしまった時にどうしたらいいのかをお話ししたいと思います。
「飼い主さんが飲んでいる薬」や「タバコ」「子供のおもちゃ」をペットが誤飲したと
来院される方がいます。
もし誤飲してしまったら
まずいつも食べているご飯を食べさせてから病院へ連れて行ってください。
応急処置の方法として、食塩を飲ませるという方法があります。
確かに吐かせる効果がありますが、万能ではありません。
また食塩を飲ませ吐かせた後は必ず病院へ連れて行ってあげてください。
洗剤などを誤飲した場合は食塩を飲ませることでかえって危険なことになります。
液体の類を誤飲した場合、無理に吐かせようとせず、牛乳や水を多めに飲ませ病院へ
連れて行ってください。
異物を誤飲した場合で、口をあけて取れるようであれば、取り除いてあげてください。
ノドに詰まったままだと窒息してしまいます。
釣り針を飲み込んだ場合、糸を切らずつけたまま病院へ連れて行ってください。
動物はこれを食べたら具合が悪くなると、人のように判断することはなかなか難しいものです。
ですから飼い主さんにお願いがあります。
誤飲は私たちのちょっとした気遣いで防ぐことができます。
薬やタバコなどを飲みこんではいけないものはビンや缶などに入れ、棚の上に置き、
ペットが口に出来るような場所にはモノを置かない。
これらを心がけてあげてください。
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猫ひっかき病とは
猫ひっかき病とは
猫ひっかき病はヒトにおける病名です。猫においては通常臨床症状を示しません。
症状
猫がこのバルトネラに感染しても、通常は症状を示さないといわれています。血液の中に菌をもっている期間といなくなる期間とを繰り返し、年齢とともに免疫により排除されるようです。
人の場合は発熱、筋肉痛、頭痛がおこります。菌が侵入した場所に、できものができたり、膿がたまったりすることがあります。重症になると死亡する場合もあります。
免疫不全状態にある人や抵抗力の弱い人(お子さんやお年寄り、基礎疾患のある方)は発症しやすいので、特に注意が必要です。
発症時期
発生は7月から12月に多く、ノミの発生時期と深い関わりがあるようです。
感染経路
バルトネラ菌と呼ばれる細菌を持ったネコノミが、猫の血を吸血することにより、猫に感染します。猫ひっかき病は、感染した猫や犬による咬傷やひっかき傷、バルトネラ菌と呼ばれる細菌を持ったネコノミによる咬刺によって、バルトネラ菌が人の体内に侵入し、感染します。
完全に室内で飼育している猫だとしても、同居の動物や人が知らずにダニを家の中に持ち込んでしまうということがあれば、感染してしまう可能性は否定できません。
予防
- 定期的に猫の爪切りをして怪我を防ぐ
- 定期的なペットのノミ対策を行いましょう。
- 動物を触った後は手を洗う
- 引っ掻かれたり咬まれたりしないよう、ネコを過剰に興奮させないようにしましょう。
- 野良猫に触らない
- 食べ物を口移しで与えない
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犬の指間皮膚炎について
犬の指間皮膚炎について
指間皮膚炎とは?
犬の指間皮膚炎は、犬の足の指の間に炎症が生じる皮膚トラブルの一つです。通常、足の指の間の皮膚が赤くなり、腫れたり、かゆみを伴ったりします。主な原因は湿気や汚れ、アレルギー反応、細菌や真菌の感染などが挙げられます。
犬の足裏は湿度が高く、汚れや細菌が蓄積されやすい場所です。これが炎症やかゆみを引き起こし、指間皮膚炎が発生します。また、犬が特定の物質にアレルギー反応を示す場合、それが指間皮膚炎の原因になることもあります。
犬の指間皮膚炎は、特定の時期に特に起こりやすいというよりも、犬の生活環境やケアの状態によって発生しやすくなります。ただし、特定の季節や環境条件がそのリスクを増大させることがあります。
例えば、
- 湿度の高い季節: 梅雨や夏季など、湿気の多い時期は犬の指間が湿りやすくなり、それが細菌や真菌の増殖を促進する可能性があります。
- 活動量の増加: より活発に外で遊ぶことが多い季節や、散歩の頻度が増える春や夏など、犬が外での活動が増えると、足裏の汚れや湿気が増え、それが指間皮膚炎のリスクを高めることがあります。
- アレルギー性の影響: 特定の季節に花粉や草などのアレルゲンが多くなる時期は、アレルギー反応によって皮膚トラブルが起こることがあります。
ですが、これらは一般的な傾向であり、個々の犬によって症状が異なることもあります。
原因:
犬の指間皮膚炎の主な原因は以下が考えられます
- 湿気と汚れ: 指の間の皮膚が湿ったままであったり、土や汚れなどの異物が挟まってしまうことがあります。これにより、皮膚の炎症が引き起こされます。
- アレルギー反応: 犬が特定の物質や環境に対して過敏反応を起こすことがあります。この過敏反応が指間皮膚炎の原因となることがあります。
- 細菌や真菌の感染: 指間の湿った環境は細菌や真菌の繁殖に適した条件を提供するため、これらの微生物が感染を引き起こす可能性があります。
- 適切なケアの欠如: 定期的な清掃や足裏のケアが怠られると、汚れや湿気が蓄積され、皮膚のトラブルを引き起こすことがあります。
症状:
症状は指の間の皮膚が赤く腫れることや、かゆみを伴うことが一般的です。犬が足を舐めたりかむことで、皮膚を損傷することもあります。
治療:
犬の指間皮膚炎の治療には、いくつかのアプローチがあります。以下は一般的な治療法ですが、症状の重症度や原因によって治療法は異なることがあります。
- 清潔な環境の維持: 指間皮膚炎の治療には清潔な環境が重要です。定期的な足の清掃と乾燥が必要です。湿気を避け、足裏の汚れを取り除くことが大切です。
- 薬用シャンプーや軟膏の使用: 抗真菌薬、抗生物質、またはステロイドが含まれている薬用シャンプーや軟膏を使うことで、炎症やかゆみを和らげることができます。
- 抗生物質や抗真菌剤の使用: 細菌や真菌の感染が疑われる場合は抗生物質や抗真菌剤を処方することがあります。
- 原因に対する治療: アレルギー反応が原因である場合、アレルギーの管理や特定の物質の避け方を指導します。
予防:
予防策としては
1. ストレスをかけないようにする
2. 外から帰ったら流水で足を洗う
3. 適切な足裏のトリミング
4. 特に湿度の高い環境下での注意
5.趾間皮膚炎を悪化させないためには、患部を「舐めさせない」ことが大切です。舐めたり咬んだりしてしまうと細かな傷を作り、新たな感染症を引き起こしてしまう可能性があります。
最後に
いつも足を噛んでいる、舐めている。もしくは足先が赤くなっている場合ははやめの受診をおすすめします。
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ペットを預ける際のお話
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痛みのサイン
痛みのサイン
あなたは
お腹が痛いとき
腰を痛めたとき
どこどこが痛いと声に出して誰かに伝えようとしませんか?
動物たちはその痛いという言葉をだして、飼い主さんへ伝えることが苦手です。また本能的に痛みを我慢してしまい隠してしまうことも。
あなたの子供のころを思い出してください。
自分のお子さんのことを思い出してみてください。
これくらいなら我慢できる・・・
いよいよ我慢できなくて、痛いことを伝えたときにはもっと早く
言えばよかったなんて思いしませんでしたか。
はじめにも話ましたが、動物は皆さんにここが痛い調子がわるいことを伝えるのが苦手です。口には出さないけれど、しぐさや動きでサインを出しています。そのサインを見逃さないであげてください。気づいてあげられるのは傍にいる飼い主さんのあなたです。
痛みのサインをリストに作成しましたので、使ってみてください(^^)該当する項目がありましたら、病院へ連れて行ってあげてください。
早期発見、早期治療が早い回復に繋がります。
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フードの日
フードの日
毎月20日はフードを10%
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臭嚢(肛門嚢)とは
臭嚢(肛門嚢)とは
例えるならスカンクの臭い袋のようなものです!
臭嚢腺(肛門嚢)は肛門の左右両側の皮膚の直ぐ下(指で押さえている箇所)にあります。
臭嚢(肛門嚢)の中にある分泌線からは、濃い色をした臭いの物質が分泌されます。
排泄の際に一緒に出せる子もいますが、出せない子もいます。
分泌物が溜まると、
お尻(肛門)を床に着けて引きずる
肛門付近を頻繁に舐める
触れと痛がる
これが合図です。
ひどい場合には袋が破裂して出血する場合もあります。
治療
軽度でれば抗生剤など内服薬のみ処置。もし膿が溜まって痛みが激しい場合や破れている場合は内服 に加え、切開し膿を出して洗浄を行い薬剤を注入する処置を行います。破れてしまった箇所の皮膚は 経過とともに塞がります。
予防
定期的に臭嚢(肛門嚢)をしぼり出すことをお勧めします。目安として、1ヶ月に1回程度。 飼い主さん自身でしぼることもできますが、難しいようであればトリーミングに連れて行った時 や予防接種などで病院に行った時に頼んであげてください。
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お口のケアの大切さ
お口のケアの大切さ
歯石の出来るまで
ココが怖いお口の病気
歯周病や虫歯を放っておくと歯の根元からばい菌が入り込み、血液にのって、心臓や腎臓などの臓器に達して悪さをします。
お口のケア
動物病院などで、歯石をとってもらったことありませんか?
先生たちに歯石をとってもらうとキレイになりますよね♪
これで安心!とか思っていませんか?
キレイになった後のご自宅でのケアが重要です。
ペット達が我慢した意味がなくなりますよー!!
ごはんを食べた後はガーゼを巻いて、口の中をグルーっと拭いてあげましょう。 みなさんが、ごはんを食べたあと歯を研いたり、口をゆすいだりしますよね。それとおなじです。
小さな頃からお口を触っていないと、なかなかお口の中に指をいれさせてくれません。 なので、子犬・子猫の頃から徐々に慣らしてください。まずは顔や口元を触れることから、 慣れてきたら少しずつ時間を長くしていきましょう。つぎに上唇をめくり、前歯や歯茎・ 犬歯など触れやすい箇所からタッチしてみてください。あまり無理をして嫌がると 逆効果になるので、様子を見ながら気長にやっていきましょう。ガーゼで拭く以外にも 専用の歯ブラシや歯磨き用オヤツなど さまざまなグッツがありますので、動物病院・ ペットショップ・ホームセンターなどで、飼い主さんとペットが無理なく続けられる やり方を探してみては?
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うさぎの歯
うさぎの歯は「常生歯」といって、切歯も臼歯も一生伸び続けるという特徴があります。
1日に0.5mmくらい伸びます。伸びた分の歯は繊維質の多い牧草を食べることで繊維質を すりつぶすために大きくこすり合わされてすり適正な長さに保っています。やわらかいものや 繊維の少ないものばかり食べていると歯が伸び過ぎてしまい、不正咬合になってしまいます。 伸びすぎたり、ゆがんだりすることで臼歯が頬の内側や舌を傷つけるため、ものを食べたがら なくなったりします。
これは写真はウサギの前歯です。
みなさんにクイズです(^^
上顎に生えている歯は何本ありますか?
4本?2本?
4本でしょう!と言われてる方が多いと思います。
答えは4本です。
見たまんまやん・・・と思われてしまうかもしれませんが
今、見えている縦に伸びた線はただの溝なんです!
ですから、見えている歯は4本ではなく2本なんですよ。
なら後2本はどこにあるのか・・・
ここ歯の裏側にあります!ウサギの歯は全部で28本です。
うさぎの歯式
切歯・犬歯・全臼歯・後臼歯
上顎 2 ・ 0 ・ 3 ・ 3
下顎 1 ・ 0 ・ 2 ・ 3
人の歯は何本あるんでしょうね?
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はじめての歯磨き
うちの子 先生にも言われてるし・・・そろそろ歯磨きを!と決意し、歯ブラシを購入したあなたへ
いきなりお口に歯ブラシを入れたませんか?
その子にとって見たこともない棒状の何かが近づいてきて口に入った!?
好奇心旺盛な子ならいいかもしれませんが・・・たいていの子はびっくりしますよね(^^;
そして、もう二度と歯磨きをさせてくれないなんてことにも繋がります。
こうならないためのステップを紹介します。
道のりは長いですが、試してみる価値はありますよ(^^)
まずはお口を触られることになれる3ステップ
1.お口を触っても嫌がらない。
2・唇をめくって指を口の中に入れ、歯に触ることができる。
3.指で歯磨きができる。
この3ステップがクリアすることで、お口の中に何か入ることに慣れてもらいます。
つぎのステップは歯ブラシそのものを好きになってもらうステップです。
歯ブラシでその子が痒がっているところをブラッシングしてあげる。
飼い主さんが持ってる、この棒状のもの痒いところをかいてくれて気持ちいい!
とその子にとってうれしい行為に繋げていきます。
最終ステップ
歯ブラシデビューです。
1.歯ブラシを口に入れることができる。
2.歯の頬側の歯を磨くことができる。
ここまでたどり着くのにだいたい2ヶ月くらいかかるといわれています。
焦らずゆっくりと試していただければと思います。
お口を触られることになれる3ステップまでいけたけどそれ以上は・・・
といわれる飼い主さんもいらっしゃると思います。
今は指に巻いて使用するデンタルシートなどもあるので
それらを使って歯磨きを続けてあげてください。
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