動物の病院 くすめ

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子猫を保護した方へ

   

ここ数日、子猫を保護された方の通院が多くみられるようになってきましたので

「子猫を保護された方へ」タイトルで再度ブログにアップしたいと思います。

生後数週間の子猫の生存率はかなり低いです。

通常、子猫は母猫から免疫をもらい免疫をつけていくのですが、初乳を飲んでいない子猫は免疫の

移行がなされていない為、特に弱いと考えられます。

また生まれたての子猫は目も開いておらず、耳も聞こえませんし、歩くことも出来ません。

子猫が成猫になれるよう、このサイトを通じお手伝い出切ればと思い、3日間に分け紹介していきます。

1日目は『子猫の状態チェック』 と 『飼育環境』
2日目は『食事』 と 『排泄』
最終日は『社会化』 と 『補足』です。

一、子猫の状態チェック

項目

□ 元気はありますか?

□ 鳴かなかったり、体は震えていませんか?

□ 目やにがひどかったり、鼻水は出てませんか?

□ うんちは下痢っぽくないですか?

□ うんちに血は混ざってないですか?

1つでも該当する場合はすぐに最寄の動物病院へ連れて行ってください。

動物病院へ連れて行く時(冬場)

子猫をタオルに包み寒くないようにして連れて行く
ことをお勧めします。

二、飼育環境

子猫はまだ自分で体温を調節することが出来ません。

ですから周りを暖かくしておかなければ体温は下がってしまいます。

                                                                                     

段ボールを用意してもらい、中に毛布やタオルを入れてあげてください。段ボールは保温性があります。

また秋口から夜は気温が下がるので、ペットボトルにお湯を入れ、タオルで包んだものを段ボールの中へ

いれてあげてください。

注意事項
 
お湯を入れたペットボトルを段ボールに直接入れると、子猫がやけどをしてしまう

恐れがあるので必ずタオルで巻いてください。

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