動物の病院 くすめ

診療対象動物:いぬ・ねこ・うさぎ・ハムスター・フェレット・鳥

子猫を保護された方へ その2

   

三、食事

用意するもの

①動物用哺乳ビン
ペットショップ、ホームセンターや病院に置いてあります。 

                         

②スポイド

旅行用品店などに置いてある、香水を詰め替えたりする時に使うものなどを利用してください。
未使用のものを使ってください。
  

         

 ③猫用ミルク
       
        
    注意点

  a.生後30日までは消化機能が未発達なので、食事はこまめに分けて与えてください。

     回数は1日5~6回を目安にして下さい。

    b.ミルクは猫用のミルクを与えてください。
 
    どうしてもその時、猫用のミルクが手にはいらなければ応急処置として、

    人用のミルクもしくはヤギのミルクで代用しても構いません。

    猫用のミルクは人用のミルクやヤギのミルク、犬用のミルクもですが

   それぞれ糖などの成分の違いがあり下痢をしてしまう恐れがあります。

   与えるとしても1、2回だけにしてください。

  下痢は体力にない子猫にとっては大変危険なことです。

                                                                        
 
 c.ミルクの温度は人肌程度にしてください。
   熱くてもやけどをしますし、冷たいと子猫は興味を示さないかもしれません。

  d.動物用哺乳ビンについている乳首では大きすぎて飲めない子もいます。
  その様な場合はスポイドを使って飲ませてあげてください。

                   

 e.生後30日頃から徐々に離乳食にかえ、生後60日頃を目安に子猫用の
   ドライフードへとかえてください。
  まだ1回の食事で消化できる量は限られていますので、
  袋に書かれている1日量を3~4回に分けてあげてください。

四、排泄について

用意するもの

ガーゼやコットンもしくはティッシュ

子猫は生後30日以上にならなければ自力で排泄をすることが出来ません。

通常は母猫が子猫のお尻を舐めて刺激を与え、うんちやおしっこを出させます。

母猫替わりに、食事を終えたらガーゼやコットンもしくはティッシュを水に濡らし肛門付近を

軽く擦り刺激を与え排泄を促してください。



うんちからの病気の感染率は高いので、こまめに処分してあげてください。

 

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