動物の病院 くすめ

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臭嚢(肛門嚢)とは

      2023/11/22

臭嚢(肛門嚢)とは

例えるならスカンクの臭い袋のようなものです!

臭嚢腺(肛門嚢)は肛門の左右両側の皮膚の直ぐ下(指で押さえている箇所)にあります。                                     

臭嚢(肛門嚢)の中にある分泌線からは、濃い色をした臭いの物質が分泌されます。

排泄の際に一緒に出せる子もいますが、出せない子もいます。

分泌物が溜まると、

お尻(肛門)を床に着けて引きずる

肛門付近を頻繁に舐める

触れと痛がる

これが合図です。

ひどい場合には袋が破裂して出血する場合もあります。

治療

軽度でれば抗生剤など内服薬のみ処置。もし膿が溜まって痛みが激しい場合や破れている場合は内服                                     に加え、切開し膿を出して洗浄を行い薬剤を注入する処置を行います。破れてしまった箇所の皮膚は                                  経過とともに塞がります。  

                                                                   

 

予防

定期的に臭嚢(肛門嚢)をしぼり出すことをお勧めします。目安として、1ヶ月に1回程度。                             飼い主さん自身でしぼることもできますが、難しいようであればトリーミングに連れて行った時                                 や予防接種などで病院に行った時に頼んであげてください。

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