子猫を保護された方へ その3
五、社会化
子猫に限らず動物には生後3ヶ月間の社会化という時期があります。
社会化とは群れの中で、単独で生きていく上でのルールやマナーを学んで行く過程です。
例えば
子猫が親猫や兄弟と咬んだり、時には引っ掻いたりしてじゃれ合ってる光景をみたことはありませんか?
これは遊びを通して、相手がどのくらいまでなら許してくれるかを学んでいるのです。
これは『猫』の世界での社会化ですが、『人と猫』の世界での社会化もあります。
人と生活していく上で必要なことを学ぶこととして、
トイレのしつけ
飼い主さん以外の人を見ておびえないようにする
壁やイスなどで爪とぎをしないようにする為に、いくつか爪とぎを用意することなどです。
これからあなたと子猫、一緒になって社会化を学んでいってください。
補足
a.生後1ヶ月くらいまでは爪が出たままで、自分で引っ込めることは出来ません。
次第に引っ込めるようになるので安心してください。
それまでは痛いかもしれませんが我慢です!!
b.体重測定
体重は毎日、計ってあげてください。
家にある料理用計りの上にタッパなどの容器を載せ、その中に子猫入れて計ってください。
※1
c.ノミ取り
ある一定の体重になるまではノミ取りはつけられません。
定期的に目の細かい櫛でブラッシングしてノミを取ってあげてください。
※2
ノミが体にいるとノミに血を吸われて貧血になるかもしれませんし、病気にかかる可能性もあります。
d.睡眠
睡眠は十分に
家の中の静かな場所に猫用のバスケットなどを居心地の良い場所を見つけてあげ、
子猫だけのテリトリーを作ってあげてください。
眠っている子猫は寝かせておきましょう。