伸びる歯
本日は伸びる歯、「無根歯」についてのお話です。
無根歯とはエナメル形成が一生継続する歯のことをいいます。
ちなみにハムスターやウサギなどの前歯はこの無根歯です。
ということは?
放っておくと歯はどんどん伸びてしまいます。
なので、定期的に歯を削る必要があります。
削るって…
と思われる方がいると思いますが、
なにもヤスリで削ってくださいと言っているわけではありませんよ(^^;)
適度な硬さのある餌をあげてくださいということです。
そうすることで、歯が伸びるのを予防するだけでなく、
ゲージなどを噛ませないようにする効果もあります。
確かに、人の歯よりは頑丈にできていますが、
それは硬い餌を砕く為であって、
硬いものをかじれるわけではありません。
実際の話
最近、うちの子がご飯を食べないんです…
体調が悪いみたいなんです…
と来院される方がいます。
この場合、多いのが体調が悪くてではなく
歯が伸びすぎて、モノを食べることが出来なくなっています。
ひどくなれば、自分の歯が顎を突きぬけてしまうことも。
今回はハムスターやウサギの歯についての話でしたが
なぜ、人の歯は伸びないのか
ほかの動物の歯はどうなっているのか
調べてみたら面白いですよ(^^)
また歯のことを知っておくことで、
多くの病気を予防することにも繋がりますので、是非♪
ゴールデンウィークに動物園へ行こうかなと思っている方は
飼育員の方に話を聞いてみるのもいいかもしれませんよ。