動物の病院 くすめ

診療対象動物:いぬ・ねこ・うさぎ・ハムスター・フェレット・鳥

「保冷パック式の枕」

   

11月に入り、気温もぐっと下がってきました。

日中も寒くなってくると心配なのが風邪。風邪予防にマスクをしたり、暖かくしたりとされていると思いますが、それでも風邪を引くときは引いてしまいますよね・・・

今日は風邪にまつわる話で、皆さんにペットのために、気を付けて頂きたいことをお話ししたいと思います。

僕自身 あまり風邪を引いて熱を出すことがないので、使ったことがないですが。

熱が出た時に利用する硬くならない「保冷パック式の枕」。

 

 使われる方もいらっしゃると思います。

「保冷パック式の枕」に含まれる成分にエチレングリコールが含まれるものがあります。製品によっては不凍液と表記されているものもあるかもしれません。

エチレングリコールは甘くとろみがあるもので、おいしいものと勘違いし舐めてしまうことも。舐めてしまうと大変危険で急性腎不全になり死亡することも。

もし誤って舐めてしまった場合はすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行ってください。

枕として使うものですから強度のある袋に入っているので、普通に使用していれば漏れ出ることはないでしょうが。ペットがじゃれたときに爪をたてたり、咬だときに滲み出てくることもあります。

 

皆さんには以下2点をきを付けていただきたいと思います。

 

①破れた保冷パック式の枕はすぐ捨てる

②破かないように気を付ける

 

また車整備の際に不凍液を使うときも同じように舐めないように気を付けてあげてください。

 

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