動物の病院 くすめ

診療対象動物:いぬ・ねこ・うさぎ・ハムスター・フェレット・鳥

甘咬み

   

子犬が手や足を咬んで痛い思いをした。

家具などをかじる・・・・

子犬のこういった行動(甘咬み)を放っておくと、成犬になったとき

に対して、攻撃的に咬むといった問題行動へと繋がってしまいます。

通常、社会化期に母犬や兄弟の犬達と遊ぶなかで、咬む限度を教えられていきます。

母犬や兄弟が側にいない場合はが教えてあげなければいけません。

永久歯が生え、あごの力が強くなる生後5ヶ月までに強く咬んではいけない

ということを教えてあげてください。

方法その1

子犬が手や足を咬んできたら、痛い!と言い、その場を離れてください。

しばらく無視をすることが重要です。

その後もしつこく咬んでくるようであれば、飼い主さんが別の部屋へ行き

子犬をその場に置いていくのも有効です。

これは咬むと遊んでもらえないと子犬に理解させ、咬む加減を教えることです。

方法その2

同世代くらいの子犬や面倒見のいい成犬と遊ばせる。

他の犬と遊ぶなかで、咬む強さを学ばせることも出来ますし、

犬同士のコミュニケーション方法を学ばせることも出来ます。

方法その3

おもちゃを使う。

ぬいぐるみロープなどを噛ませて、一緒に遊び手や足以外のものを

噛むように仕向けてはどうでしょう。

またボールなどを投げて持ってこさせるなど、噛むこと以外に体力を使わせるようにしてはどうでしょう。

以上を試したとしてもすぐに効果が出るわけではありません。

飼い主さんは根気強く子犬と向き合ってください。

安易に怒鳴ったり、叩いたりすることはやめてください。

人に対して恐怖心を植え付けかねません。

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