動物の病院 くすめ

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シニアペットの健康ケア:長生きのための食事・運動・病気予防ガイド 🐶🐱✨

      2025/04/28

「7歳を過ぎたらシニア期!」
大切な愛犬・愛猫がいつまでも元気に過ごせるように、シニア期のケアについて詳しく解説します!

🐾 1. シニア期に必要な食事のポイント 🍽️

ペットも年齢とともに代謝が落ち、消化機能が低下します。シニア期に適した食事を意識しましょう!

シニア向けのフード選び

  • 消化に良いフードを選ぶ(ウェットフードやふやかしたドライフード)
  • 高タンパク・低脂肪のフードで筋力を維持しつつ肥満を防ぐ
  • シニア向け総合栄養食(ロイヤルカナン、ヒルズ、ナチュラルバランスなど)

関節や内臓の健康をサポートする栄養素

  • 関節ケア:グルコサミン・コンドロイチン(軟骨の健康を維持)
  • 皮膚&毛並みのケア:オメガ3脂肪酸(ツヤのある毛並みをサポート)
  • 心臓や腎臓の負担を減らす:低リン・低たんぱくの食事

水分をしっかり摂らせる工夫

シニアペットは水を飲む量が減ることがあるので、

  • ウェットフードを取り入れる
  • 自動給水機や広めの水皿を使う
  • チキンスープなどで水分補給

💡おすすめ! 手作りごはんの場合、鶏肉・白身魚・野菜を細かくして消化しやすくすると◎

🐾 2. シニアペットの運動:無理なく健康維持 🏃‍♂️

シニア期になると筋力が落ち、関節に負担がかかりやすくなります。
適度な運動を取り入れることで、筋肉の維持・肥満防止・認知症予防につながります!

シニア犬の運動ポイント

  • 短時間の散歩(1回15~20分、1日2回)
  • 坂道や階段を避ける(関節に負担をかけない)
  • 軽いストレッチやマッサージで血行促進

シニア猫の運動ポイント

  • ゆるやかに動ける遊びを取り入れる(1日5~10分)
  • ジャンプではなく、ステップを活用(高いところに登るのをサポート)
  • 知育玩具や嗅覚トレーニングで脳を刺激

⚠️注意!
運動後に疲れやすくなっている場合は無理をさせず、休ませてあげましょう!

🐾 3. シニア期に気をつけたい病気と予防法 🏥

シニアペットは「早期発見・早期治療」が大切!
定期的な健康診断(年2回が理想)を受けることで、病気のリスクを減らせます。

注意すべき病気と対策

病気

症状

予防・対策

腎臓病(特に猫に多い)

水をたくさん飲む・食欲低下

水分摂取を増やす、定期的な血液検査

関節炎・ヘルニア(犬・猫共通)

足を引きずる・動きが鈍くなる

関節ケアフード&サプリ、滑らない床づくり

心臓病(小型犬に多い)

咳・疲れやすい・呼吸が荒い

適度な運動、低塩分の食事、定期検査

認知症(犬・猫共通)

夜鳴き・徘徊・ぼんやりする時間が増える

生活リズムを一定にする、脳を刺激する遊び

💡チェックリスト:シニア期に気になる症状
✅ 食欲の変化(食べない、飲まない)
✅ おしっこ・うんちの回数や量が変わった
✅ いつもより元気がない、動きが鈍い
✅ 夜鳴き・徘徊・呼びかけに反応しにくい

➡️ 1つでも当てはまる場合は、早めに動物病院へ相談!

🐾 4. シニアペットと快適に暮らすための工夫 🏡

滑らない床を作る(カーペットやマットを敷く)
高い段差をなくす(スロープやステップでサポート)
寝床を暖かく&クッション性のあるものにする
1日のリズムを一定にし、ストレスを減らす

🎯 まとめ:シニア期のケアで長生きサポート!

🌟食事🌟
🔹 消化に良いフード&水分補給を意識
🔹 関節・腎臓・心臓の健康をサポートする栄養をプラス

🌟運動🌟
🔹 短時間&負担の少ない運動で筋力維持
🔹 シニア向けのおもちゃや遊びで脳の刺激も大切

🌟病気予防🌟
🔹 年2回の健康診断で早期発見!
🔹 日々のちょっとした変化を見逃さない

シニア期は**「無理をさせず、快適な生活をサポートすること」が大切です。
飼い主さんが
毎日のケアを少し工夫するだけで、ペットの健康寿命がグッと伸びます!**

「シニア期の健康管理について相談したい!」という方は、お気軽に動物病院までご相談ください😊🐾✨

🐶🐱 シニアペットのQ&A:よくある質問にお答えします! 🏥✨

シニア期(7歳以上)のワンちゃん・ネコちゃんを飼っている飼い主さんからよくある質問をまとめました!
「うちの子は大丈夫?」と気になる方は、ぜひチェックしてください😊🐾

Q1. シニア期のペットが夜中に鳴くようになった…なぜ?

A. 認知症の可能性も!環境を整えてあげましょう。

  • 生活リズムを一定にする(食事・散歩の時間を変えない)
  • 夜は部屋を少し明るくする(暗闇で不安にならないように)
  • 脳を刺激する遊び(おもちゃ・嗅覚トレーニング)を取り入れる

🚨 突然の夜鳴きが増えたら、病院で相談を!(認知症以外の原因があるかも)

Q2. 体重が減ってきた…シニアだから仕方ない?

A. 病気のサインの可能性も!

  • シニア期は筋肉が落ちやすいので、高タンパクの食事が大事!
  • 腎臓病・糖尿病の可能性もあるので、病院でチェック!
  • 🚨 短期間(2,3ヶ月~半年)での体重減少は要注意!🐾

「最近、愛犬・愛猫が少し痩せたかも?」と思っても、実際にどのくらいの体重減少が危険なのか、ピンとこない飼い主さんも多いかもしれません。

例えば…
🐱 体重3kgの猫ちゃんが2.5kgに減っていた場合
たった500g減でも、実は約16%の減少!

これを人間に置き換えると…
👩 体重42kgの人が約16%減ると、約8kgの減少
42kg → 34kg に😨

これは決して軽視できることではありませんよね。

Q3. シニアになってから毛がパサついてきた…何か対策はある?

A. 栄養バランスを見直してみましょう!

  • オメガ3脂肪酸(サーモンオイル・亜麻仁油)をプラス
  • 皮膚や被毛に良いサプリメントを取り入れる
  • ブラッシング&保湿ケアをする(乾燥防止)

🚨 皮膚トラブルがある場合は病院へ!(アレルギー・ホルモン異常の可能性も)

 

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