猫ひっかき病とは
猫ひっかき病とは
猫ひっかき病はヒトにおける病名です。猫においては通常臨床症状を示しません。
症状
猫がこのバルトネラに感染しても、通常は症状を示さないといわれています。血液の中に菌をもっている期間といなくなる期間とを繰り返し、年齢とともに免疫により排除されるようです。
人の場合は発熱、筋肉痛、頭痛がおこります。菌が侵入した場所に、できものができたり、膿がたまったりすることがあります。重症になると死亡する場合もあります。
免疫不全状態にある人や抵抗力の弱い人(お子さんやお年寄り、基礎疾患のある方)は発症しやすいので、特に注意が必要です。
発症時期
発生は7月から12月に多く、ノミの発生時期と深い関わりがあるようです。
感染経路
バルトネラ菌と呼ばれる細菌を持ったネコノミが、猫の血を吸血することにより、猫に感染します。猫ひっかき病は、感染した猫や犬による咬傷やひっかき傷、バルトネラ菌と呼ばれる細菌を持ったネコノミによる咬刺によって、バルトネラ菌が人の体内に侵入し、感染します。
完全に室内で飼育している猫だとしても、同居の動物や人が知らずにダニを家の中に持ち込んでしまうということがあれば、感染してしまう可能性は否定できません。
予防
- 定期的に猫の爪切りをして怪我を防ぐ
- 定期的なペットのノミ対策を行いましょう。
- 動物を触った後は手を洗う
- 引っ掻かれたり咬まれたりしないよう、ネコを過剰に興奮させないようにしましょう。
- 野良猫に触らない
- 食べ物を口移しで与えない